①脳の活性化について

ダンスの種類にはヒップホップ、チアダンス、バレエ、フラダンス、日本舞踊などいろいろありますが、どのダンスでも、音楽に合わせて「動」と「停止」がつきものです。実はこの動きが、脳の運動野を刺激して脳に良い影響をもたらすと言われています。

また、マクマスター大学のブラウン氏とシェフィールド大学のパーソンズ氏の行動・神経学科の研究によると、人間がダンスをすると、脳の頭頂葉にある特定部分が活性化することが分かったそう。この部分は、体がどんな姿勢を取っているのかを示す「運動感覚地図」が収められていると考えられています。

さらに、ステップを踏む動作を続けていくと、言語をつかさどる「ブローカ野」に対応する領域が活性化することも突き止められました。「ブローカ野」とは運動性言語中枢のことで、言語を処理するほかに、手話を理解するなど手の表現にもかかわる領域と言われています。つまりダンスには、手や足など体全体を使って表現するコミュニケーション脳を活性化する働きがあると言えそうです。

②教育効果

音楽に合わせて踊ることでリズム感やバランス感覚を養ったりじっくりと体幹を鍛えたりと、体の面でも発達が期待できます。また、チームや仲間と一緒に踊るダンスであれば、

協調性や社交性を身に付けることができたり、地道に練習を積み重ねることで忍耐力も養われるでしょう。

さらに、ダンスは先生を見て動きを“真似る”のが基本ですので、「見る力」や「聞く力」など観察力も鍛えられます。このように、ダンスをしっかりと基礎から習うことで、子どもにとって必要なさまざまな能力が養われるのです。

③心と体の両方に効果的

小さな頃は、テレビ番組や音楽に合わせてノリノリに踊る子どもたち……。それなら、習わせてみようかしら?と、習い事にダンスを選ぶご家庭も多いでしょう。しかし、いざダンス教室で体験してみると、恥ずかしがってしまうお子さんもいるはず。この「恥ずかしさ」を払拭することが、ダンスを習う上でまず乗り越えなければならない壁であり、それを乗り越えることで大きな自信につながると言います。

また、ダンスは自分自身の体を使って表現ができることも魅力のひとつ。仲間と一緒に同じ動きをしたり、自分の好きなように自由に踊ったり、時には曲の雰囲気に合わせてクールに踊ることもあれば、笑顔いっぱいで踊ることもあります。表現力が豊かになる

表現力が豊かになり、大きな自信に繋がるはずです。

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